高血圧に治療の意識向上を目指す日本動脈硬化学会

高血圧は正常と定められている血圧に比べて実際の血圧が高い状態が保たれてしまう病気であり、現代では生活習慣病の一つに位置づけられているものです。それ自体では重篤にならない限りは自覚症状が得られないことも多く、人間ドック等で血圧を測った際にようやく自分が高血圧であるということに気づくというのが一般的です。自覚症状も生じないのに生活習慣病に位置づけられて注意喚起がなされているのは、命の危険を伴うような重篤な疾患のリスクファクターとなることが知られているからです。血圧が上がることは血管や心臓に大きな負担になることから、高血圧が長期化することによって主に血管や心臓に由来する様々な疾患が生じることになってしまうのです。
その中でも頻発するリスクが高いものが動脈硬化であり、血圧の高さに絶えるために血管が肥厚した結果として硬化してもろくなってしまう病気です。それにより血管が破れてしまって脳卒中等の重篤な疾患に直結する危険性が高いことから、日本動脈硬化学会を中心としてその対策の取り組みがなされています。日本動脈硬化学会では動脈硬化についての学術研究に加えて一般の人たちへの教育にも努め、自分のことは自分で守れるようになって欲しいという意思を伝えています。血圧をさげるというのが動脈硬化の予防の基本であり、降圧剤によってさげることは簡単です。しかし、高血圧の根本的な改善を見込むためには生活習慣の改善が不可欠であり、個人が自分で自分を守ろうとして血圧をさげる努力をしなければ始まらないのです。そのことを理解してもらうために日本動脈硬化学会では学術集会を開いたり、声明を発表したりと様々な活動を行ってきています。

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