III度(重症)高血圧とは

血液は、ポンプの役割を果たす心臓によって全身へ送り出されています。
この時、血液によって血管にかかる圧力を血圧といいます。
高血圧とは、心臓から送り出される血液の量が多い場合や、血管が細く狭くなる事で血液の流れが悪い場合などに、血圧が基準値よりも高くなる病気です。

血圧の基準値は、血圧を測る環境に応じて定められています。
例えば、診察室で測定する血圧(診察室血圧)では最高血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、最低血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上で高血圧と診断されます。
診察室血圧における高血圧は、程度によって「I度高血圧」「II度高血圧」「III度高血圧」の3つと、収縮期血圧だけが高くなる「収縮期高血圧」に分類されます。

III度(重症)高血圧とは、収縮期血圧が180以上または拡張期血圧が110以上の場合に分類され、重度の高血圧とされています。

高血圧は脳卒中や心筋梗塞など重篤な病気の危険因子ですが、その他の危険因子も重なることで更なる臓器障害を発症する可能性が高まります。
そのため、高血圧以外の危険因子などから、重症性を評価する分類法が提唱されています。
その分類法においてIII度(重症)高血圧は、高血圧外の危険因子が全く無くても、高リスク群(10年間に脳卒中あるいは心筋梗塞をおこす可能性が20%以上)と分類され、積極的かつ厳重な血圧管理が求められます。

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