風のささやき

春の日にまたその人と花を摘む夢見た嬉しさ目覚めた痛み

もう会うことのない人とも
夢の中では会えることがあります
それも例えば一番楽しかった時間に

もう会えなくなった寂しさを
夢の中で埋め合わせているのですかね
その時には嬉しくて心温まっているのですが

目を覚ましてしまうと
その人が側にいない痛みを
やはり感じてしまいます

けれど胸はまだどこか温かく感じられて
その人が分け与えてくれたものの多さに
今更ながらに感謝をしたくなります

← 短歌の一覧に戻る