風のささやき

百日紅

大きな百日紅が
紅の花をつける庭
ありふれた夏の一日

古びた門構えの家で
紡がれてきた
楽しい食卓
旅立ちの別れ
一緒に暮らす息苦しさも

百日紅は毎年
忘れずに花を咲かせ

縁側の家人は
今年も紅い花と
お茶を飲んでいた

百日紅が赤い花を咲かせた夏の日に。Last Updated 2026/08

← 詩の一覧に戻る