風のささやき

タイムマシーン

すやすやと
恐れも感じずに眠りについてしまった子供は
夜から朝に横たわる闇を
容易に乗り越えられる
タイムマシーンに乗り込んでしまった

それに乗ることを拒まれた
眠れない者たちは
まざまざと目を覚ましたままに
炎のような闇に体を焼かれる

叫ぶこともままならず
流す涙も零れ落ちず
ただ遠い朝までの切のない苦痛に
自然と芋虫を真似て身を捩る

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